「リアル化」が進むデジタルプラットフォーム。アンビエント・マーケティングにより継続的なパフォーマンス向上を。

2011年、iPhone・iPad・Androidといったスマートデバイスの本格的普及が始まりました。このような常時インターネットに接続された高機能なコミュニケーション・デバイスを生活者が身につけることで、いつでも、どこでも、リアルタイムに世界中の情報を取得でき、自ら発信できるようになりました。

そして、twitterのようにシンプルかつオープンなプラットフォーム上では、生活者同士の対話、企業と生活者の対話が同じタイムライン上の奔流となり、24時間365日、とどまることがありません。6億人近くが利用しているFacebookでは、趣味や仕事など様々な興味・関心をもとに、リアルなつながりとバーチャルなつながりが渾然一体となったソーシャル・グラフが拡大しています。

また、位置情報測定技術に加えて、加速度などのセンシング技術により、生活者一人一人の「リアル」な状態や環境を瞬時に把握することも可能となってきました。さらに3D技術の進化は、より「リアリティ」の高い映像を実現するとともに、目の前には見えていない現実(リアル)を伝える、AR(Augmented Reality)といった手法も生み出しています。

さて、ほんの少し前まで、インターネットは過去の情報を雲(クラウド)の向こう側にアーカイブし、検索して 引き出すツールかの如く語られてき ました。あたかもネットとリアル(現実)は別世界であるかのように。しかし、スマートデバイスを始めとしたデジタルの進化は、その垣根を取り払いつつあります。

そのような環境下、一方的にメッセージを送りつけるようなマーケティングでは、中長期的なパフォーマンスは低下せざるをえません。まずは、生活者と同じ目線で世界をしっかり見つめ、耳を傾け、自分ごととして捉える必要があるのです。そして、次世代テクノロジーの活用により、生活者のその時その場にマッチした広告を届けていく。その継続と反復こそが、深いエンゲージメントを生む、アンビエント・マーケティングの実現に繋がるでしょう。